阪急の秋 鉄コレ阪急5100系 〜C#5112の事など〜
いよいよ秋も深まってまいりました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
なんなんですかね、この暑さ。日が短いだけマシか。
前置きはこのくらいにしまして、本題へ移ります。
毎年恒例、阪急の事業者限定鉄コレ。今年は新製時からの冷房車である5100系が選ばれ、
・原型(表示幕設置改造が施される前、京神宝各線で運用)、
・リニューアル(大規模更新が行われパンタグラフがシングルアーム式に交換された5128×8Rがモデル。後述ののせでんと屋根を一部入れ替えることで5146×8Rも再現可能)、
そして能勢電鉄からは、譲渡後の5136or5138×4Rがモデル化されました(実はこの能勢電仕様が現行の他の編成を再現するのに一番使える)。
紆余曲折を経て、私の手元には原型4両、リニュ4両、能勢4両に原型中間2両、能勢中間二両が到着。
原型は5100×4R、
能勢電は屋根を交換して5118×4R(今津北線の5102×2R+5118×4Rのうち伊丹線の予備を兼ねている後ろ4両)として現在加工中です。
定期試験真っ盛りの10/13に鉄コレを手にした時、一つの考えが浮かびました。
実車の数が限られる以上、ネタ被りは避けられない。
しかし、何かしら違うことをしたい。
ここで思い出したのが、7300系7320Fの大規模更新時に新たな前面形状の実験台となったC#5112の存在。これやりたいんだった。思い立ったが吉日です。
ただし貴重な5100系を使うのはもったいないので、余っていた2000系に余る5100系の屋根を合成して種車とし、このヘンテコを雰囲気だけでも再現することにしました。
それがこの写真です(画質が悪いのは堪忍して)。
初めてこういう作業をした割には綺麗にできたんじゃね(慢心)と思っています。
おおまかに手順を説明しておきます。
まず、貫通扉の窓を下方に目分量で約2ミリほど延長します。
この際、8000系以降の先頭車があると寸法合わせが楽になります。
私は昨年発売の新1000系の先頭車や前出の8000系の前面、ガレージメーカーから販売されている7320F用の前面パーツを使用しました。この7320用パーツは印象把握は良いため、できればそのまま使って手間を省きたかったのですが、パーツがどうやらGM製品に合わせてあるらしく、神宝線幅を正しく再現した鉄コレより0.5ミリほど幅が広かったので断念。
次に、前面窓を上方に拡大します。これも上記の通り、サイズ合わせができるものがあると便利。
そして実車でも最大の改造ポイントである角形の標識灯を設置します。
確保していたGMエコノミーの8000系初期車の前面から標識灯部分を持ってきて前面に仮置きし、マスキングテープで切り抜く部分を囲ってからデザインナイフとピンバイスを駆使して開口します。穴がちょうどいいサイズになったら標識灯部分をはめ込みます。あとはパテで隙間を埋めたり前面窓を整形したり… なおこの後標識灯本体をくり抜いたらちょっと間抜けな顔になったためどうしたものかと7年ほど思案中です。
以上が大まかな手順です。やる人おらん気するけど。
ここまでで要した作業時間は約30分。集中してやれば手足の器用な諸兄はすぐに仕上がるでしょう。
まだパテ盛りやら細かい仕上げが残っていますがそれはまた次回で。
それでは今日はこの辺で。長々と失礼しました。
2022.10.26 一部加筆